まさに事典です。
五十音順に、日本の妖怪が網羅されてます。水木先生の絵も、ところどころに見られます。
ただ、本当に事典なので、活字ばっかりです。名前と説明だけで、絵がない項目もたくさんあります。
私は、たいていの妖怪は知っているので、そんなに困らなかったですが、妖怪のことをあんまり知らない方には不向きかも知れません。
でも、情報量としては、今までで随一ではないでしょうか。ただ、絵で伝えるのが妖怪だ、との意見も賛成ですので、この本をメインに妖怪を知るのではなく、あくまで補助文献としてですかね。

ヤモリビトｐｏｉｎｔｓ!

事典なので、ポイントもへったくれもないんで、とりあえずこんな感じです。
このページは、火車とがしゃどくろとカシャボが載ってます。そういえば、昔がしゃどくろを見たとき（もちろん絵で見たときですよ！）すごく怖くなった。こんなのが本当にいたんだなあ、なんて昔は純粋に思っていましたね。
妖怪が大好きだったんで、どっかで会えないものかと、お寺や神社や墓場とか、色んなところに出入りしてました。
一度も会ったことないんですけどね……。残念。

初版：2005年7月16日
出版社: 角川書店